ポーカーで生計を立てるには

プロとしてギャンブルゲームをプレイするのは誰にでもできることではありません。実際、プロのギャンブラーとして生計を立てるには、特別な才能と個性が必要とされるため、その数は世界の人口のごくわずかなパーセンテージとなっています。

1. 忍耐力

ポーカーで生計を立て、その道で成功するには、膨大な準備が必要です。駆け出しのポーカープレイヤーは腕を上げるまでには長い年月の苦痛を伴います(それが永遠に続く場合もあります)。ポーカーの難易度そのものも変化するため、時間をかければレベルが上がるとは限りません。難易度の幅は「到底ありえないほど難しい」レベルから「何をやってもうまくいく」レベルまで様々です。数時間で1年分の家賃を稼ぐことも可能ですし(私自身、達成したことがあります)、数ヶ月間毎日プレイしてもトントン、または赤字になることもあります(これらも経験済みです)。

来る日も来る日もポーカーに精を出し、自分のプレイを評価し、他のプレイヤーのハンドを研究するのです。通常の職場では集中力が途切れることもあります。しかしポーカーでは、たった一度の判断ミスが数時間の苦労を台無しにする場合もあるので、何時間も断続的に高い集中力を維持することが必要です。そのため、一日中ポーカーをした後は、精神的に疲労が半端ではありませんでした。しかし、その後もさらに自分のプレイぶりを研究するのです。まるでサッカー選手が自分の試合のビデオを観ながら研究するようなものです。

2. 柔軟性

長期的にポーカーで優位に立ちたいのであれば、ゲームに勝ち続ける必要があります。自分では頭脳明晰で、リソースも十分にあると過信しているかもしれませんが、世の中にはソフトウェアで統計を分析しながら10時間でも戦略を練っている人たちが星の数ほどいます。チェッカーズのようなゲームと違って、ポーカーの傾向や戦略というものは時とともに変化します。ですから常にその変化に適応し続ける必要があるのです。少し研究をしてポーカーをマスターしたからといって、永久にポーカーで利益を得られるわけではありません。特にお金がかかっている場合は、対戦相手も状況に合わせて進化していくと思っておいた方がいいでしょう。

 

 3.  冷静さ

大金を失ったり、負け続きに陥ったりすることほどつらいことはありません。殆どの人はそのような状況に耐えられません。私自身、自分の感情を禅の師匠のようにコントロールできるかというと自信はありませんが、大半の人よりは身についていると思います。だからこそ長期にわたって成功を維持することができたのです。

感情を抑制できない人は、ポーカーでの浮き沈みに対処するのが難しく、結果的に失敗してしまいます。常に褒め言葉や激励を求める人には、ポーカーを一生の仕事としてお勧めすることはできません。とにかく自分のプレイに関して厳しく正直であること。自分が敢えて入り込んだ生き馬の目を抜くような世界において、自分に厳しく客観的に見る目が大切です。

ポーカーをすることで、私は精神的にかなりタフになりました。何時間も粘った挙句に一銭も手に入らないという状況を想像してみてください。私の最悪の経験は、3週間の間に4万ハンド勝負して、損得ゼロに終わったことです。そのような状況に直面した時、感情に任せて周囲に当たり散らすのではなく、自分の頭の中で処理することを学ぶ必要があるのです。 

4.独創性

私が断言できる最も重要なポーカーの欠点は、自分が必要とされ、人のためになることをしているという充足感が得られないことです。ポーカーの本質的な難しさに喜びを見出す人もいれば、そうでない人もいます。競争の熾烈なポーカーの世界で戦い、勝利を得ることができる人は、生まれつきの豊かな発想や独創的なエネルギー、そして不屈の精神などを持ち合わせているに違いありません。

腕ききのプレイヤーは、クリエイティブでなければ成功できないことを知っています。つまりクリエイティブな戦略を立てる能力です。確かな根拠もなく出たとこ勝負をするわけにはいきません。しかし、自分なりに熟考して組み立てた戦略に自信があるのであれば、他人に説明する必要などまったくないのです。